【夏に食べたい清涼感のあるジュレソース】
第1弾は、2015年に発売しました。ちょうどこの頃、「塩レモン」が流行っていた時期で、「レモンを使ったパスタソースって美味しそう」と思ったのが開発のきっかけです。
どうせやるなら面白いものを作りたいということで、まずはレモンの産地を「瀬戸田産」と限定しました。瀬戸内産が多い中、瀬戸田まで限定しているのは他にあまりないと思います。
暑い時に”食べたい！”と思ってもらえるように、ソースをジュレ状にして清涼感を演出しました。

【主役のレモンが引き立たつよう細部までこだわりました】
レモンだけだと酸味が強くなってしまうので、程よい甘みと酸味のある「因島産八朔」を合わせています。
主役のレモンを引き立たせるために、白身魚のブイヨンを使い、上品な旨みを感じるようにしています。
これまではどちらかというと、脇役なことが多かったレモンを主役に使うということで、他の素材とのバランスが難しかったです。
例えば、レモンが強すぎると少し苦味が出てきたり、白身魚のブイヨンが強いと魚臭さが出てしまったり。バランスよくまとめるのが大変でした。レモンピールの厚さは薄すぎると存在感が無くなってしまい、厚すぎると食べたときに苦みだけを強く感じてしまうため、色々な大きさを試しました。
さわやかな味わいのソースなので、アクセントにディルの香りを加え、最後まで美味しく食べていただけるようにしています。